慢性腎不全により退職し、外出も一人でできない方が、障害厚生年金3級を受給した事例
相談者
傷病名:慢性腎不全
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給額:579,700円
相談に来られた時の状況
平成26年8月、ご本人(50歳代、女性)が無料相談会に来られて面談した。平成25年2月頃、高熱を発病。近医に受診するも高熱は続き、大学病院へ転院したところ、難病の結節性動脈周囲炎と診断される。
薬の副作用で腎機能が低下し、急性腎不全から慢性腎不全になり、手足のしびれ、筋力の低下で立ち続けることが困難となり、平成25年9月に退職し、以後、自宅での療養を継続中。単独での外出はできず必ず付添を要し、日常の家事も時間がかかる。
就労不能の状態が続いているため、障害年金の請求を行いたいが、一人ではできないのでサポートをしてほしいとのことでした。した。
相談から請求までのサポート
先ず、ご本人の委任状を頂き、他県の初診と思われる医療機関に対し、受診状況等証明書の作成を依頼した。
受診状況等証明書を受領後、保険料納付要件が充足していることを確認した。診断書は、慢性腎不全(腎疾患)と結節性動脈周囲炎(肢体の障害)の2通を依頼することにし、それぞれ、医師宛の参考資料を作成して診断書の用紙とともに病院へ届けた。
併せて発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。
結果
平成27年2月、事後重症による障害厚生年金3級の受給が決定した。
年金額は、579,700円
尚、肢体の障害(結節性動脈周囲炎)については、不支給とされた。