40歳代でアスペルガー症候群と診断され、障害基礎年金2級を受給
相談者
傷病名:アスペルガー症候群
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給額:772,800円
エリア:竹原市
相談に来られた時の状況
平成25年9月、ご本人(40歳代、男性)の父親が無料相談会に来られた。
息子の障害年金の手続きについて相談を受けたいとのことだった。
息子さんは、学生の頃から人づきあいが苦手で孤立していて成人後も就労の継続が困難で長続きしない。親としても理由が分からなかったが、先日、新聞でアスペルガー症候群の記事をみて「息子の病名はこれだ」と思い、専門医に受診したところ、正式にアスペルガー症候群と診断された。
現在も就労が困難なため、経済的にひっ迫しており、何とか障害年金の受給をしたいので、サポートをしてほしいとのことでした。
相談から請求までのサポート
ご本人の委任状を頂き、初診の病院から、受診状況等証明書を取得し年金事務所で保険料納付要件が充足していることを確認した。
ご本人の日常生活の状況をお父様から詳細に伺い、医師宛の日常生活能力の判定に参考となる資料を作成して診断書の用紙とともに病院へ持参し作成を依頼した。
アスペルガー症候群(広汎性発達障害)の場合、出生からの申立書を提出する必要があるため、出生から現在までの発育状況、就学状況、交友状況(周囲との意思疎通の状況)、治療の経過(受診回数、処方されている薬の名称等)、自覚症状の程度、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。
結果
平成26年5月、障害基礎年金2級の受給が決定した。
年金額は、772,800円。更新の手続きも受任している。