うつ病で障害厚生年金3級が決定
傷病名: うつ病
決定した年金種類と等級: 障害厚生年金3級
支給額:692,500円(5年遡及分約390万円)
相談に来られた時の状況
平成27年11月4日、ご本人(40歳代、男性)が無料相談会に来られて面談を行った。
平成6年から、就労していた会社で、社長(父親)とベテラン社員の間で板挟みになり、仕事上のストレスが蓄積して、平成13年11月頃より、不眠、抑うつ気分、食欲不振、イライラ感、ひどい肩こり、腰痛、倦怠感の症状が出現し、改善しないので受診した。体重が激減し、2回休職した。
平成22年から臨床心理士のカウンセリングを受けているが、意欲低下、抑うつ気分の症状は持続している。
その後、抑うつ症状の悪化があり、平成27年11月~12月まで入院。退院後は、外来通院している。
頭痛、不眠、不安感、抑うつ気分、希死念慮、腰痛の症状は継続している。自己嫌悪になり、無気力、無感動で何もする気がしない。
掃除は、代行業者に依頼しており、炊事、洗濯、買物は、全て近所に住む母親に依存している。仕事は、月に1回、1~2時間勤務である。日常生活活動は、周囲の援助がなければ難しい。
労働継続は困難である。障害年金の請求を行いたいが、自分ではできないのでサポートしてほしいとのことでした。
相談から請求までのサポート
先ず、ご本人の委任状を頂き、現在の日常生活の状況について、ご本人様から聴取した内容を記載して参考資料を作成し、初診日の平成13年12月以降通院されている病院に、診断書(障害認定日と現在)の作成を依頼した。
併せて、発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。
結果
平成28年4月、障害厚生年金3級の受給が決定した。
年金額は692,500円(5年遡及分約390万円)である。
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