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江口 隆
江口 隆

特定社会保険労務士 江口 隆(えぐち たかし)

当事務所は、広島市を中心に広島県全域を対象として障害年金の申請代行業務を行っております。

私が障害年金の申請代行業務を始めたきっかけは、15年前に在籍した大学院でメンタルヘルスの研究を行った際に過重労働で退職を余儀なくされた労働者の多くの方が、障害年金のことを知らない、又、会社の人事関係者も障害年金についてのアドバイスを行っていないことから、退職後に経済的に困窮されていることを知ったことです。

平成24年から本格的に障害年金の申請代行業務を行っており、たくさんの方から感謝のお言葉を頂き、有難く思っています。
これからも障害年金の受給を希望される方から、申請代行業務のご依頼を頂いた場合は、請求者の方に寄り添い、きめ細かな対応を行うように努めます。

障害認定日に受診歴がなく、事後重症で障害基礎年金2級を受給

相談者

傷病名: 統合失調感情障害
決定した年金種類と等級: 障害基礎年金2級
支給額:1,229,100円(子供の加算:449,000円)
エリア:広島市

相談に来られた時の状況

平成27年10月2日、ご本人(30歳代、女性)が無料相談会に来られて面談を行った。

平成22年5月頃から、息苦しさを感じるようになり、夜中に何度も目が覚めることが続き、職場で人から悪口を言われているように感じて不安になり、平成22年6月に受診した。その後も被害的幻聴は続き、次第に気分が憂鬱となって自殺未遂を繰り返した。平成26年12月、首つり自殺を図ったが未遂に終わった。平成27年2月、大量服薬で、2日間入院した。リストカットを繰り返している。幻聴と現実の区別がつかないため、就労しても人から悪口を言われると思いこんで、退職することを繰り返した。現在は無職である。意識低下、不眠、食欲不振など、抑うつに関連する症状が持続している。外出はほとんどせず、症状が悪化すると、希死念慮が出現する。労働は不可能で、家事と子育ては、ほとんどできない。平成27年2月に、精神障害者保健福祉手帳2級を取得している。障害年金の請求を行いたいが、自分ではできないのでサポートしてほしいとのことでした。

 

相談から請求までのサポート

先ず、ご本人の委任状を頂き、初診の医療機関に、受診日:平成22年6月頃の受診状況等証明書の作成を依頼した。障害認定日頃には受診されていないので事後重症での請求となる旨を説明した。現在の日常生活の状況について、ご本人様から聴取した内容を記載して参考資料を作成し、通院されている病院に診断書の作成を依頼した。併せて、発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。

 

結果

平成28年2月、事後重症による障害基礎年金2級の受給が決定した。

年金額は、1,229,100円(子供の加算:449,000円)である。

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