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江口 隆
江口 隆

特定社会保険労務士 江口 隆(えぐち たかし)

当事務所は、広島市を中心に広島県全域を対象として障害年金の申請代行業務を行っております。

私が障害年金の申請代行業務を始めたきっかけは、15年前に在籍した大学院でメンタルヘルスの研究を行った際に過重労働で退職を余儀なくされた労働者の多くの方が、障害年金のことを知らない、又、会社の人事関係者も障害年金についてのアドバイスを行っていないことから、退職後に経済的に困窮されていることを知ったことです。

平成24年から本格的に障害年金の申請代行業務を行っており、たくさんの方から感謝のお言葉を頂き、有難く思っています。
これからも障害年金の受給を希望される方から、申請代行業務のご依頼を頂いた場合は、請求者の方に寄り添い、きめ細かな対応を行うように努めます。

双極性障害/退職後に無職が続き、2年間の遡及による障害厚生年金3級を受給した事例

相談者

傷病名:双極性障害
決定した年金種類と等級: 障害厚生年金3級
支給額:583,900円(2年遡及分約110万円)
エリア:広島市

相談に来られた時の状況

平成27年11月27日、ご本人(30歳代、男性)が無料相談会に来られて面談を行った。

平成24年5月頃、運転中トンネルの中でパニック発作を起こした。過呼吸になって、イライラし始めた。平成24年7月受診。パニック発作を抑える薬を処方された。平成24年8月、退職。平成25年1月頃からアルバイトをしたが、長くて2ヶ月だった。平成26年1月頃から自宅療養。考えることができなくなり、寝たり起きたりの繰り返しになった。薬の副作用で、手が震えるので、文字を書いたり、お札を数えるのができない。計算ができない。カッターでリストカットしたり、橋から飛び降りようとしたこともある。平成26年4月から職業訓練校に通っているが、平成27年8月から休んでいる。出席日数が足らないので、退校処分になる予定である。抑うつ気分、意欲低下、不安感が続き、希死念慮や自殺行為が見られ、壁をなぐるなどの衝撃性もある。躁状態では、攻撃的となる。広場恐怖、過呼吸、動悸、過食など不安定な状態が続き、社会性は乏しく外出が困難なことが多い。日常生活でも、助言や指導が必要なことが多く、ストレス耐性は著しく低い。労働能力は低いため、安定した就労は困難である。障害年金の請求を行いたいが、自分ではできないのでサポートしてほしいとのことでした。

相談から請求までのサポート

先ず、ご本人の委任状を頂き、障害認定日頃と現在の日常生活の状況について、ご本人から聴取した内容を記載して参考資料を作成し、初診日の平成24年7月以降通院されている病院に、障害認定日から3ヶ月以内の日と現在の症状を診断する診断書2通の作成を依頼した。併せて、発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。

 

結果

平成28年2月、障害厚生年金3級の受給が決定した。

年金額は、583,900円(2年遡及分約110万円)である。

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