アルコール依存症から躁うつ病となり、障害厚生年金2級を受給できた事例
相談者
傷病名:躁うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給額:1,571,200円
エリア:広島市
相談に来られた時の状況
平成25年7月、ご本人(40歳代、男性)が無料相談会に来られた。平成17年頃、異動先で仕事のストレスが増加して不眠が始まり飲酒量が増え抑うつ状態が悪化したので精神科を受診。
平成21年に本社へ異動となり、そう状態が悪化。飲酒量も増加し、暴言を吐くようになり、入院となる。
その後も入退院を繰り返すがアルコール依存症は改善せず、飲酒運転を起こし、平成25年1月付けで解雇され、実家のある広島に戻る。
広島に戻り、飲酒量は減少したが、不眠、抑うつ状態は続き就労は困難な状態が続いている。日常生活も家族に依存している状況なので障害年金の請求を行いたいが、一人ではできないのでサポートをしてほしいとのことでした。
相談から請求までのサポート
先ず、ご本人の委任状を頂き、他県の初診と思われる医療機関に対し、受診状況等証明書の作成を依頼した。受診状況等証明書を受領後、保険料納付要件が充足していることを確認した。
診断書は、障害認定日と現在の2通を依頼することにした。ご本人の委任状を同封して医師宛の日常生活能力の判定に参考となる資料と診断書の用紙を認定日の病院へ郵送した。
現在の通院中の病院には、受診時に同席して主治医にご本人の日常生活の状況を参考資料で説明して診断書の作成を依頼した。
併せて発病から現在までの治療の経過(入院期間、処方されている薬の名称等)、自覚症状、就労状況(休職、欠勤の状況)、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。
結果
平成26年5月、事後重症による障害厚生年金2級の受給が決定した。
年金額は、1,571,200円。
尚、障害認定日については、不支給と判定されたが、当時は、就労中であったためと思われる。
関連記事
クイックタグから関連記事を探す
「 躁うつ病」の記事一覧
【アルコール性、栄養障害性抹消神経障害で障害年金】神経内科医に「肢体の障害用」の診断書を作成して頂き、障害基礎年金1級が認定されたケース 「社会的治癒」が認められて躁うつ病で障害共済年金2級、遡及5年分も受給できた事例 初診は神経症で内科を受診し、躁うつ病で障害厚生年金2級を受給できた事例 躁うつ病|医師に診断書の作成を拒否され、転院先を紹介し、障害厚生年金3級を受給 当初は自律神経失調症の診断だったが、躁うつ病で障害厚生年金2級を受給した事例 躁うつ病|パワハラで休職後退職し、障害厚生年金2級を受給できた事例 躁うつ病|診療情報提供書で初診日の証明を行い、障害厚生年金2級を受給できた事例 【躁うつ病で障害年金】現在はパート就労のため受給できないが、過去の5年分約390万円を遡及請求した事例 うつ病で障害年金を申請し、5年分遡及し450万円受給できた事例 躁うつ病|多重債務で抑うつ状態となり、障害基礎年金2級を受給した事例 躁うつ病|当事務所での面談が困難なため、所長が自宅を訪問し、障害基礎年金2級を受給した事例 - 5年遡及で障害共済年金2級が決定した事例
- 躁うつ病で障害厚生年金3級が決定した事例
- 躁うつ病で障害基礎年金2級が決定した事例