関節リウマチで歩行が困難な方が、障害基礎年金2級を受給した事例
相談者
傷病名: 関節リウマチ
決定した年金種類と等級: 障害基礎年金2級
支給額:1,004,600円(子供の加算:224,500円)
相談に来られた時の状況
平成28年1月、ご本人(50歳代、女性)が無料相談会に来られて面談を行なった。
平成4年2月、次男の出産前から手指痛がおこり、指が腫れて、曲がりにくくなり、曲げると痛みを伴った。
平成4年4月、左手指痛から両手指痛、両足痛と痛みが徐々に広がり、慢性多発性関節リウマチと診断された。平成14年6月頃より、両手関節痛に加え、両足首の関節痛が酷くなり、一人で立ったり、歩いたりすることが、困難となった。
左足の関節機能が全廃している。
平成14年10月に身体障害者手帳2級に該当して短下肢装具を作ってもらい、杖を使うことができるようになった。しかし、長時間の立位は困難で、買い物等は、家族の協力なしでは、行えない状態である。
家にいるときは、ほとんど横になっている。本来労務は困難であるが、生活のため立位保持の労務を行っている。歩行は困難、手も細かな事は出来ない。障害年金の請求を行いたいが、自分ではできないのでサポートしてほしいとのことでした。
相談から請求までのサポート
先ず、ご本人の委任状を頂き、初診の医療機関に、受診日:平成4年4月頃の受診状況等証明書の作成を依頼したところ、カルテがあり証明書を取得できた。
現在の日常生活の状況について、ご本人様から聴取した内容を記載して参考資料を作成し、通院されている病院に診断書の作成を依頼した。
併せて、発病から現在までの病歴、治療の経過、就労状況、日常生活の状況を詳細に伺い、病歴・就労状況等申立書を作成した。
結果
平成28年5月、障害基礎年金2級の受給が決定した。
年金額は、1,004,600円(子供の加算:224,500円)である。